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月の季語が秋なのはなぜ?季語の由来と秋の月がきれいな理由

月の季語 まなび

こんにちは!

今日は、月に関する季語や平安時代のお月見のエピソードをご紹介します。

お月見といえば秋ですが、なぜ秋にお月見をするんでしょうか?

秋に見る月がきれいな理由もご紹介します!

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月のつく季語

日本人にとって月は身近なもので、月にまつわる季語はたくさんあります。

朧月(おぼろづき)

梅雨の月(つゆのつき)

盆の月(ぼんのつき) 

月白(つきしろ) 

月光(月光)

三日月(みかづき)

待宵(まつよい)

名月(めいげつ)

宵闇(よいやみ) 

十六夜(いざよい)

十三夜(じゅうさんや)

などなどまだまだたくさんあります。

ちなみに朧月(おぼろづき)は春、梅雨の月(つゆのつき)は夏、盆の月(ぼんのつき)以下は秋の季語です。

では単に「月」という季語はいつの季節なのかというと、答えは秋です。

春の花、冬の雪とともに日本の四季を代表する季語です。

ただ「月」といえば秋の月を指します。

でも月は一年中見られますよね。

秋以外の月に関しては、春の月、夏の月、冬の月というように表現します。

いつでも見られる月ですが、なぜ秋の季語なのでしょうか?

「月」が秋の季語なのはなぜ?お月見が定着した由来

月は一年中あります。

ですが季語としては秋です。

春なら春の月としなければなりません。

冬の冴えざえとした月も、春の霞んだような月もそれぞれに風情がありますが、なぜ秋の月だけが特別なのでしょうか。

それは、秋は空が澄み渡り、月の高度もほどよく眺められる良い季節だからです。

月の満ち欠けによって暦を作っていた太陰暦(旧暦)では、旧暦では毎月15日の夜を十五夜と呼び、この夜の月を愛でる風習がありました。

とくに旧暦の8月15日(新暦の9月中旬から下旬)の月を指して「中秋の名月」とも言われています。

旧暦では7、8、9月を秋としていており、その真ん中なので「中秋」というのですね。

月の観賞は中国(当時の唐)から伝えられた行事で、日本では9世紀末ころ、時代でいえば平安時代から、宮中では月を素材に詩歌を詠み、管絃を楽しむ月見の宴が催されてきました。

平安時代の月見の宴って、どんな雰囲気だったんでしょうね。

ここで、中宮定子と清少納言のエピソードをひとつご紹介します。

陰暦の八月十五日が中秋の名月。

その頃は暑気も去り、空気が澄んできて、月の光がことさら美しいころです。

そんな中秋の名月も近い月の明るい夜、右近の内侍という女房に琵琶を弾かせて、中宮定子は端近くにいます。

誰彼が話したり笑ったりしているのに、清少納言は廂(ひさし)の間の柱に寄りかかってものも言わずに伺候(おそばに奉仕すること)していたところ、中宮は「どうして黙っているの。何かお話しなさい。さびしいわ」と言います。

と清少納言が言うと、中宮は「ふさわしい言葉だこと」と言いました。

日頃は話題の中心になる清少納言がものも言わずにしんみり秋の月を眺めていたので、どうしたのかと思われたのです。

いかがでしょうか?

風流な雰囲気が伝わってきますね。

ちなみに、清少納言が中宮の問いかけに対し「ただ秋の月の心を見ております」という返しをしたのは、

月影は同じ光の秋の夜をわきて見ゆるは心なりけり

という古歌の心をふまえたものと言われています。

月の光は一年中変わらないのに、秋の月が格別に見えるのは、しみじみものを思う人の心のせいなのかもしれません。

四季を通じて見ている月が、秋の季語に定着したのは、こうした古来の感性によるものなのでしょう。

まして夜の明かりが乏しかった昔は、月光に対する感受性は現代人よりはるかに鋭敏で、生活になくてはならないものだったのでしょうね。

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秋の月がきれいな理由

秋の月がきれいなのには、科学的にみて正当な理由があります。

秋の空気が乾いている

秋の空気は比較的乾いています。

これによってくっきりとした月が見えます。

夏は水蒸気量が多いため、ぼんやりとした月になってしまうことが多いです。

月の高さ

冬の月は高く、夏の月は低い位置にあります。

月が低い位置にある場合、地表付近のちりや明かりなどに邪魔されて、きれいにみることができません。

ですが、高い位置にあれば見やすいかというとそういうわけでもありません。

確かに大気の影響は少なくくっきりとした月にはなるのですが、高い位置にある月は見上げるのが大変です。

そもそも冬の寒い時期に、外で長時間月を眺めるのはかなり大変です…。

春より秋がいい理由

つまり、春と秋の月が見やすいということになりますが、春はよく「おぼろ月夜」といわれるように、空気中のちりや花粉などが多い季節でもあります。

そのため、年間でいちばんきれいな月が見える季節は秋なのです。

お月見といえば秋のイメージですが、科学的にもきちんと理由があったんですね!

月といえば秋!秋の月をながめてみよう。

いかがだったでしょうか?

秋の月がいちばんきれいだから、秋の季語なんですね。

きれいで見やすいからお月見も秋にするんですね!

中秋の名月もより味わい深く感じられるのではないでしょうか。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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